勃起不全の人には様々な理由が考えられますが、最も厄介な理由がストレスだと考えられます。

例えば、仕事上のストレスが溜まっていたり、疲れていたり、あるいは過去の性行為に失敗があり、それがトラウマになっていたり、過去に女性からの発言で性的な自信がなくなっていたり、最近は妊娠するためだけの性行為にプレッシャーを感じている、ということもよく聞きます。心理的な要因で起こる勃起不全を心因性EDと呼びます。この理由は主に2つに分けることができます。

1つ目は現実心因と呼ばれ、日常生活のストレスが原因となっている場合です。この場合は自分で原因の見当を付けることができますので、カウンセリングや薬の服用で克服することも可能です。2つ目は幼児期の体験やトラウマが原因となっている場合です。これは本人が気づいていない場合もあるので、その場合は原因がいつまでたっても分からず、治療が困難になる場合も少なくはありません。

勃起するのに必要な神経は副交感神経と呼ばれ、これは外界からの刺激に反応する自律神経系の一つであるため、リラックスしている時のみ有効に働く神経とも言われています。つまり、ストレスが溜まってしまっている時は有効に働いてはくれないのです。

人間はストレスを感じると、交感神経が優位になります。つまり、頭に血が上ると、身体に十分な血液が循環しなくなってしまうのです。勃起する場合は陰茎の海綿体に大量の血流が必要となるため、血液不足になると勃起不全となってしまうのです。

厚生労働省も、「勃起不全は治せる病気です」と数年前から呼びかけるようになり、医療機関でも相談ができるようになりました。実際はパートナーに打ち明けるだけでも完治してしまうケースもありますので、まずは一人で悩まないことが大切です。

特に最近は妊活という言葉が流行り、子どもを作るためだけの性行為だけに嫌気が差している場合など、パートナーには言いにくい場合もあると思います。しかし、やはり性行為は二人のもの。二人できちんと話し合い、必ず存在している解決策を早期に見つけ出すことが大切です。